お待たせ致しました!
ご好評頂いている小池里奈オフィシャルフォトグッズストア セカンド・シーズンが始まる中。
新商品が3点追加になりました。かわいい里奈ちゃんを要チェック!

只今プレゼントキャンペーンも実施中です!

「ミニアートキャンバス」
小池里奈 ミニキャンバス

好評をいただいているキャンバスのミニサイズが登場です!
壁にかけたり、イーゼルを使用して立てかけたり、あなたのお部屋のあわせて飾ることのできるインテリアグッズです。

「ペーパーウェイト」
kr_paperwaitA_03

大事なメモや書類が飛ばされないように、里奈ちゃんがどっしり!と守ってくれる、実用的なアイテムです!

「スクエアトレイ」
小池里奈 スクエアトレイ

玄関先に置くキー置き場や、リビングに置く小物置き場としてのご使用にどうぞ!

新商品は里奈ちゃんをより身近に感じられるようなラインナップとなっております!
各グッズ、お好きな写真に本人直筆の可愛いイラストも追加出来るので是非ご覧下さい。

いずれも7月3日までの期間限定販売となっていますので、ご購入はお早めに!

 

新しいグッズはこちら!
小池里奈ショップ
小池里奈オフィシャルフォトグッズストア

Jamaru『ミッドナイトストアー』にて、毎月25日に発売しているミッドナイト・ライブラリー・シリーズの第4弾を発売しています!

第4弾は長谷川雅子さんのZINE「長谷川雅子の絵画」!

mns_長谷川雅子

東京藝術大学大学院美術研究科・油画技法材料研究室に在学中のアーティスト、長谷川雅子さん。

今回発売のZINEには、どこか懐かしさを感じさせる細密に描かれた画面に、現代に生きる彼女ならではの「皮肉と笑い」が込められた作品群が掲載されています。

 

そして、今回のZINEにつくオマケがこちら!

顕微鏡標本プレパラート的「絵画標本」
mns_004zine_03

理科の実験などに使うプレパラート標本から発想を得た、小さな絵画の標本となっています。
全3種類からランダムで1種類を封入させて頂きますので、お楽しみに!

 

商品のご購入はこちらのショップへ!
ミッドナイトストアーミッドナイトストアー

RECORD STORE DAY JAPAN 2016公式アイテム
永井博氏による描き下ろしイラストGOODSを限定発売!

RECORD STORE DAY(レコード・ストア・デイ)とは、レコードショップに行き、アナログレコードを手にする面白さや音楽の楽しさを共有する、年に1度の祭典です。
日本では毎年4月第3土曜日に開催されており、この日のために限定盤のアナログレコード・CD・グッズがリリースされるほか、多くの賛同アーティストによるライブやイベントが行われています!

RECORD STORE DAY JAPAN SOUVENIR SHOPでは、毎年描き下ろしイラストで参加協力している永井博氏によるオフィシャルGOODSを発売中!

2016年の描き下ろしイラストは、爽やかなプールサイドのレコードショップが描かれており、アートポスター・アクリルボード・Tシャツの3種類のグッズ展開となっています。

RSD16_P1RSD16_A_M1RSD16_T1

 

アクリルボードはなんと、直筆サインとエディションが入った木製の専用スタンド付き!

RSD16_A_M2

すべてのアイテムは数量限定販売ですので、ご購入はお早めに!

 

RECORD STORE DAY JAPAN公式アイテムはこちらから!
rsd_header_page2RECORD STORE DAY JAPAN SOUVENIR SHOP

okadakisaraA


MIDNIGHT LIBRARY 作家インタビュー

003 オカダキサラ Kisara Okada

自分が写真家・オカダキサラを知ったのは、彼女が2015年にニコンのユーナ21と言う賞を獲り、新宿ニコンサロンで個展「(C)TOKYO 出会い頭の点動刹」を開催した時、いつもの様に何処かで、その案内DMを見付けて、そこに掲載されていた写真が面白いと思ったので展示を観に行ったのがキッカケである。そして、その展示の後、御茶ノ水の Locker Room Gallery で写真家が制作したZINEのグループ展に出品している時に、本人にちょっと声をかけた (本人は覚えていないと思うが、) のである。そして、その後どうしているかなぁ、と思っていたら都築響一氏のメルマガ ROADSIDERS’ weekly に記事が突然掲載され、都築氏に絶賛されていて、おーっ、来たかー!! と、とても嬉しく思ったのだった。そんな彼女なのに、出版社からは依然、写真集出版の声は掛からない、とのこと。だったら、自分が、このミッドナイト・ライブラリー・シリーズに誘い、ZINEや写真集を出そうと考えて、彼女に声を掛けたのだった。
【取材/文:山口′Gucci′佳宏】

――まず出身、そして現状どんな暮らしをしているの?

オカダ:東京出身、東京育ち、ずっと同じ処、実家暮らしです。実家じゃないと生きていけないです。


――そうだよね。作家さんは実家じゃないと、なかなかやって行けないよね。それで、今は写真を撮っているじゃないですか。そこに至るまではどんな感じだったんですか?

オカダ:毎日、絵を描いていました。小さい頃から描いていて、母親が見かねて絵画教室へ行かせてくれたんです。写真は撮っても絵を描く為の資料でした。

――写真を元に絵を描いていたんですね。どんな絵を描いてたの? 普通の絵画? イラスト的なもの、漫画とか?

オカダ:小さい頃は真似て模写みたいなことをしていて、成長してからはなんでも。イラスト的なものも描いたし、写実性のある絵も描きました。

――絵を描く方へ進もうとは思わなかったのですか?

オカダ:実は幼稚園の頃からずっと美大に行きたい、と思っていました。デザイン学科を希望していたのですが、途中から自分のやりたいことがアニメーションでの短いCMを作ることなんじゃないかと気付き、いきなり方向転換して映像学科を受ける為の予備校へ行きました。

――それで何処に入ったの?

オカダ:武蔵野美術大学の映像科に入りました。

――実際に映像科へ入ったんですね。それで、写真に進路を決めたのはいつ?

オカダ:1年生の授業でカリキュラムとして写真の授業があったのですが、私、暗室がどうも苦手だったんです。

――なぜ暗室が嫌いだったんですか?

オカダ:暗室にこもって作業している間にいろんなことが出来るだろう、と思ってしまったんです。提出した作品もボロカスに言われてしまい、写真をやる気をなくしました。絵画やアニメーションの資料用にモノクロ・フィルム写真は撮り続けていました。2年生の授業に「デジタル写真基礎」と言うのがあったんです。そのとき仲の良かった友達が、これからはデジタルに生きなきゃダメだと言っていたのを聞いて受講することを決めたんです。それが、写真へ進むキッカケですね。そのときに撮った写真は教授にメッチャ褒められたんです。

――褒められたのは、どんな写真だったの?

オカダ:この写真です。

okadakisaradebutS

――あっ、この写真見たことがあります。とても面白い写真だと思って凄く記憶に残ってる。

オカダ:当時、適当に提出したものなのですが、これを見た教授に「キミはスナップをやるべきだ」とアドバイスして頂いて、それからスナップ写真を撮り始めました。

――それは映像科にいるときだよね?! それなのに教授はスナップを撮れ、って言ったんだ! もう映像云々ではなくて、スナップを撮りなさい、と。

オカダ:そうですね。私は思い込むと猪突猛進なタイプなので、それからずっと続けてますね。

――デジタルって言う話が出たけど、普通のプリントには興味はないのですか?

オカダ:ん~、興味ないですね。デジタル出力 (プリント) には凄く興味があります。日々、いろんな技術が開発されていて、金羊社の工場を見学した時も、こんなものがあるのか、とメチャクチャ感動しました。

――フィルムで撮ってみたいとも思わない?!

オカダ:思わないですね。

――でも、フィルムやモノクロにこだわっている人も沢山居るじゃないですか?!

オカダ:凄いなぁ、とは思います。費用もかかりますしね。

――オカダさんの写真はデジタルだからこそ撮れるんだろうね。

オカダ:そうですね。デジタルでカラーじゃないと撮れないと思います。

――それは棲み分けって言うのもナンだけど、オカダさんの写真は、そう言う形 (デジタル) で確立されているよね。それで、全く視点を変えて、スナップではないものを撮りたいと思わないのですか?

オカダ:ネイチャー・フォトには興味があります。今はあまり具体的に考えてはいないですけど、ネイチャー・フォトは撮ってみたいとは思っています。

――今まで聞いた流れで写真を撮る様になったのは分かりました。それで、絵も描いていた訳でしょ?! 今は絵を描く方はやってみたいとは思わないのですか?

オカダ:落書きを描くぐらいですかね。たまに仕事としてイラストの依頼がきたりします。

――展示は観に行きますか? 写真でも、それ以外でも。

オカダ:実は、あまり写真展は観に行かないです。絵画や彫刻は観に行きます。構図とか色味など、学ぶ処が多いからです。今、研究しているのが「書 (書道)」です。

――それは何故ですか?

オカダ:いや、分からないからですかね?! 分からないから、分かる様になりたい。

――そうなんだ。自分は分からないから「書」は観に行かないんだけどね。

オカダ:「書」は分かりたくて、ナニがこれで、これが芸術になっているんだ、と。分かるのもありますが、分からないのが圧倒的に多くて、ナンでこれが大作と言われるのだろうと、すみずみまで観てしまいます。分からないから興味が湧きます。

――自分はタイポは好きなんだけど、書はホント分からないです。分かんないし、多過ぎるし。でも、パッと見て綺麗だなぁ、とか、面白いなぁ、と言う「書」はあります。だけど、あえて観に行こうとは思わないですね。それで、今はこの様な写真を撮っていて、写真を職業にしようとは思いませんか? 商業フォト、例えばブツ撮りとか。

オカダ:商業フォト、そう言う気は、あまり無いですね。自分は下手糞だと思うので。

――でも、例えば誰かからCDジャケット用の写真を撮ってくれ、とかの依頼を受けたりしたらどうですか?

オカダ:実際にありました。頼まれれば何でも挑戦だと思ってやります。ただ、不慣れなので、先方にはことわりは入れますけど。こう言う写真 (自分が撮っているスナップ等) を撮っているのを想定してね、と。ライヴ写真を撮るとよく「君は人がヤダって言う瞬間を撮るのが上手いね」と言われて、ええーっ!!って。

――それって最高じゃん!! ある意味、イイ褒め言葉だよね。

オカダ:活き活きとしてこの表情だべ!! と思って出したのに、それが嫌な瞬間と言われるとは思わなかった。

――でも、それが自然な姿なので、イイとは思います。だけど、やっぱりアーティストによるよね。

オカダ:そうですね。分かってもらえる人からは喜んで仕事として受けたいと思いますが、アイドルを可愛く綺麗に撮ってくれ、と言う依頼は、ちょっと尻込みしてしまいます。

――洒落を分かって楽しんでくれる人も居るから。綺麗に撮ってくれ、なんてつまらないと思う。綺麗なものばかり見てても面白くないし、それは虚構だし。でも、なかなか難しいよね。

オカダ:友達の結婚式で撮ったりすると、友人が撮った写真と見比べると明らかに視点がズレてると感じます。あぁ、ここ撮るべきだったな、と反省したりもします。

――それは、写真家にとって、凄く自分の特色を持って撮れると言うことだから素晴らしいと思いますよ。

オカダ:でも、仕事として写真を撮るなら、先方が求めていることと、こちらの感性との折り合いを付けないとならないと気がします。

――ちゃんと結婚式で写真を撮って、と頼まれたのならともかく、スナップとして撮ったんだったら、そっちの方が面白いよね。20年経った時に見たら、ありきたりの写真よりオカダさんが撮った写真の方が面白いと言ってくれると思う。

オカダ:新婚ホヤホヤの時は、そうは思ってくれないってことですね。

――それで、スナップ写真を仕事として作品を売らなければならないとすると、何か考えることはありますか? 売り方とか。

オカダ:作品の権利は自分で保有しておきたいです。あと、スナップなので情勢を考えなければならないと思います。プライバシーの侵害や肖像権など昔は一部専門家にしか分からなかった様な権利の内容がネットを通じて世間にも浸透して来ています。問題をどう回避して行くかを考えないとならないと思っています。

――そう言う実務的なことではなく、自分の作品を気に入ってもらって買ってもらうにはどうしたらイイと思いますか? とても面白い作品が沢山あるのだから、いろんな人に見て知ってもらうには、どうしたらイイのだろうか? さっきの話の様に、人から頼まれて写真を撮って収入を得る訳ではなく、撮った作品を売りたい訳でしょ。だったら、オカダさん的にはどうやって売りたいのかな? かなり現実的な話だけど。

オカダ:まだ売りたい、という気持ちはあまりなくて、先ずは見てもらいたいです。売るのは二の次です。見て気に入ってもらって欲しいと言われれば、さっきの実務的なことを踏まえて交渉したいです。でも、売るよりも無料で見てもらって広げて行くと言う方が自分の目的に沿ってます。

――ウェブサイトには作品を全部上げてあるんだっけ?

オカダ:ほとんど上げていたのですが、最近、ZINEの発行や雑誌の掲載の関係で今は写真は上げれていません。ちょっと調整しています。

――ウェブサイトや作品を見てもらうに当たって、都築さんのメルマガ (ROADSIDERS’ weekly) の反響はありましたか?

オカダ:メチャありました。雑誌やウェブに作品の掲載などのお声がけ頂きました。

――でも、相変わらず出版社からは写真集を出しませんか? とは声が掛からないのですか!?

オカダ:掛からないですねー。

――何だかなぁ。でも、ミッドナイトストアーで写真集を出すから大丈夫だよ!! (2016年6月25日~7月4日@新宿 KONICA MINOLTA PLAZA での個展に併せて写真集を発刊予定) 今どき出版社から出すより、自分で出して話題になった方が面白いよね。

オカダ:そうですよね。今って大手から出したからって必ず有名になる訳じゃないし、一発屋で終わることもあるし…。

――大手から出してみたい気はあるのかな?

オカダ:いや、無いですね。むしろ、自分で出して話題になれば、大手、ざまあみろって感じです。

――ちょっと話は変わりますが、今のスタイルになった先程の一枚はどう言うきっかけで撮ったのですか?

オカダ:ホント偶然で、よく分からないまま撮れていたんです。

――それでその写真と一緒に教授に見せた他の写真はありますよね。それはどう言う写真だったのですか?

オカダ:やっぱりスナップでした。ウェブサイトを作って作品を載せると言う課題だったんです。作品数をとにかく30枚は提出しなくてはなりませんでした。実際にウェブサイトは作りましたが、学校の授業の一環なので現在はサーバは消えてしまっています。何を提出したのか、すっかり忘れてしまいましたが、この一枚だけが残っているんです。

――その一枚がイイと言われて、自分はその路線で行こうと思ったのですか?

オカダ:まだ、きちんと決めてはいなくて、面白いと言ってくれるなら撮ろう、と言う感じでした。今ほど、ガツガツ撮っていた訳ではなく、提出する為の作品を撮ると言う目的で撮っていました。セルフポートレートや友達のポートレートとかも撮っていたりしましたし…、その時は結構、ブレていましたね。

――現在のスタイルになったのは卒業してからですか?

オカダ:大学三年生の後半からです。進級する為の校内に作品を展示する「進級展」があって、その時、セルフポートレートを出して、セルフポートレートはもういいや、満足した、頑張った、と思ったんです。限界を感じたと言うか、そもそも自分自身に興味がないので自分を撮っていても意味がないと感じました。元から街行く人達を見るのが好きだったので、そっちの方が面白いし続けられると思って、その方向へ行きました。

――それで日々、写真を撮っていて、ここを撮ろう、シャッターを押そうと思う時は、どんな時ですか?

オカダ:昔と今は違っていて、昔は面白い人、目立つ行動をする人を狙って撮って、風景と人、別々だと思って撮っていたのですが、今は人も含めて全てが風景、構図を撮っている様な感覚です。人をここに、こう配置して、みたいな感じで撮っています。でも、ただそれだけだとナンだこれ、ってなるから、ひとつだけポイントを置いていて、それを見つけると全体が見えてくる様になると言うものをセレクトしています。

――じゃあ、実際に撮る瞬間と言うのは、何となく面白そうだなと思った時にシャッターを切っているのですか?

オカダ:そうです。あまり考えずに反射的に撮ってます。

――どのくらいの確率でイイなって思える写真がありますか?

オカダ:それが微妙なんですね。時間を置かずに見るのと、半年、一年経ってから見るのでは重みがどんどん違って来るので、何とも…。

――スルメ状態?! 熟成する?!

オカダ:そうですね。大体、今は三日で500枚のペースで撮っていて、500枚がSDカード一枚の容量いっぱいなんですね。その500枚の内、残るのが10枚程、月にすると30枚ぐらい残ります。それをウェブサイトで発表するのですが、後からなんでこれを載せてしまったのか、と後悔してダメな写真も増えて行きます。コンペになると、そこから一年で80枚程を選んで、最終的に展示やZINEに使用する写真をチョイスします。

――やはり、それってデジタルの成せる技だね。

オカダ:そうですね、デジタルでないと無理ですね。

――デジタルの良さをよく活用してるよね。でも、無駄に沢山撮る人っているじゃない?! 同じ様な写真をデジタルだからって言って、とにかくいっぱい撮っちゃう人。

オカダ:あー、いますね。意味があって沢山撮るのだったらイイのですが。

――オカダさんの場合は、この瞬間は面白い時じゃないかな、と思って撮っていて、どれか当たればイイやと思って沢山撮っている訳ではないのでしょ?

オカダ:モードを連写ではなくワンショットで撮っているので。やっぱり写真って、その一瞬が面白いってことだと思います。

――被写体や場面で写真の意味合いが変わると思うけど、やっぱりスナップ写真はその瞬間でしかないからね。

オカダ:面白いことに、その人 (写真に写り込んでいる人) が別の場所で同じ輝きを持てる訳ではない。今じゃなきゃ、この人は写らなかったんだなぁ、と思います。まぁ、写真は何でもそうかもしれませんが。

――今は仕事中、仕事しながらカメラを提げて撮っているのでしょ? そうではなく、まとめて撮りに行くことはあるのですか?

オカダ:土日は撮りに行きます。午前中に編集とかの作業をしてから昼過ぎに家を出て22時、23時ぐらい迄ずっと撮ってます。

――今日は何処へ撮りに行こうと、どう決めるのですか?

オカダ:実は何かと用事があるので、行った先でついでに撮る、みたいな。それで、今までは山手線内が多かったのですが、最近は飽きてきて、山手線の外へ行こうとしています。

――じゃあ、今日はあそこへ撮りに行くぞー、って言うのはないの?

オカダ:たまにあります。仕事柄、いろいろな現場へ行くので、凄く気になる処があったときは、チェックしておいて再度、撮影に行くこともあります。ただ、社会人になって辛いのが土日しか休みがないので約束が集中して、どうしてもそれに合わせてのスケジューリングと場所移動になってしまうことです。

――ひと月に30/5,000の写真が残る訳ですが、セレクトする基準は何ですか?

オカダ:これが不思議なんですが、撮っている間はニュートラルなんですよ。あまり考えないで撮っていて、セレクトする時に初めて自意識が生まれます。だだの自意識ではダメだと思うので、やはり見てくれる人のことを想定しています。たまたま一度、犯罪の場面を一部始終 (子供が車に落書きしている場面とその子供が警察官に現場へ連れて来られている場面) を撮ってしまったことがあるんです。セレクトしているときに気が付いたのですが。あと、いかにも不倫現場的なもの、そう言うものもセレクトしないルールにしています。

――でも、そんな写真には面白いものも沢山ありますよね?

オカダ:そうですよね。でも、スナップ写真は自分が撮らせてもらっている身なので、あえて人を傷付けてまで発表しようとは思いません。

――道徳的な問題だよね。

オカダ:20~30年経って笑い話になってしまうようなものならともかく。時効になって、そのときの情勢によっては発表してもイイかな、とは思いますけど。

――標準レンズにこだわっているのですか? (オカダさんは標準レンズのみを使用)

オカダ:そういう訳でもないのですが、ズームでは撮りません。ズーム操作しているあいだにその瞬間が逃げてしまいます。なので、とりあえず50ミリ単焦点レンズを付けています。今は若いから身体能力的に50ミリで追い付けていても、これから歳取って、体力で補えなくなったときにレンズを改めて検証するかもしれませんね。可能性はあります。

――望遠で離れた処を撮ってみたいと言う気持ちはないの?

オカダ:ないです。やっぱり、それは自分がするならズルいなぁ、と感じます。自分は撮らせてもらっているのだから、相手に撮っているんだと分かってもらいたい。だからファインダーは絶対覗きます。どんなに恐い場面でもファインダーを覗いていれば撮っていることが分かるし、相手が嫌だったらなにかしらアクションがあるので、それがアピールになって自分も楽です。たとえ嫌なことを言われても、言ってくれてありがとう、気付いてくれてありがとう、と思っています。

――クレームを受けたことがほとんどないとのことですが。

オカダ:もちろん撮っている最中はあります。発表したものに関してクレームを受けたことはありません。

――でも、これから全国紙に載ったりすると分からないよね?!

オカダ:そうですねー。でも、悪意のない写真を選んでいると伝えるしかないです。ちょっと話が変わりますが、自分のエピソードとして、いつも枕元にカメラを置いてあるんですよ。いつなにが起きてもすぐに持って出て、その時の東京を写せる様に。

――でも、それってデジタルとアナログ、裏腹なことでもあるよね。災害の時、フィルムだったら現像出来るチャンスがあるかもしれないけど、SDカードだと他の機器がないとプリント出来ないよね。

オカダ:私あまりデータに執着がなくて、なくなってしまってもしょうがない、また撮ればイイんだよ、と思っています。

――そうだね、自分も同じでデータは信用していないからなくなっても仕方ないと思う。何かのキッカケで世界中のデータが消滅してしまうことがあるかもしれない。デジタルは危険だよね。だからこそ、アナログにこだわりたいと言う気持ちがあります。

オカダ:もちろんアナログ、フィルムを否定してはいません。デジタルは儚いし危険だとも思います。

――でも、現状、デジタルのものはなくてはならないものになっているから仕方ないよね。それを上手く活用すると言うことですよね。

okadakisaraB

――さて次は、このZINEの話をしたいのですが、今回、これを作ってみてどうでした?

オカダ:今まで自分 (自作) でZINEを作ってきましたが、自宅のプリンターで刷っているとやっぱり技術的に難しい処が多い。その点、今回はその難しい部分を作るのが叶えられました。例えば、自作だと写真を見開きで使う場合、繋ぎ目の調整が難しく小さくして化粧断ちを多めに取れば出来なくもないんですけど、やっぱり大きく見せたいのでギリギリまで写真を引き伸ばしたい気持ちがあって、なかなか見開きに踏み出せませんでした。もうひとつ今までは天と地を決めて構成していたものをあえてグルグル廻して構成してみたり、そう言う今までやっていなかったことに挑戦出来ました。

――販売に関しても今まで自分でしかやっていなかった訳でしょ。今回は自分ではなく他者、オンラインショップとかで販売することはどう思いますか?

オカダ:とてもありがたいことだと思います。自分だけだと範囲が限られているので、他の人が関わってくれることによって縁が広がり、いろんな人に知ってもらう機会が出来ます。他の縁と繋がることが出来ることはとても大きなメリットだと感じました。

――今回、このZINEにセレクトした写真には何かこだわりがあるのかな? テーマ的な、今回はこんな感じで選んでみました、みたいな。

オカダ:いつもテーマはあるんですけど、言葉よりも構成を先に考えています。それで、その構成に合う写真を決めていきます。今回は見開きで縦写真を使いたかったし、真ん中の頁は絶対、横位置の見開きにしようと思っていたんです。そう構成して展開するなかで面白い写真、連続性のあるものを選んで作りました。表紙は絶対こんな感じ (横位置見開きなので開いて見て下さい) で、とか。そして自分自身でZINEを作るときはセレクトしないだろうなぁ、と思うものを選びました。初めて他者と一緒に作るものならではでの特色を出そうとしました。それで頁の上下にも全体にも意味がある構成を考えました。

――このタイトルはどう言う意味で付けたのですか? まずは「マルC TOKYO」は何ですか?

オカダ:「コピーライト・トウキョウ」と言う名称を思い付いたのが、大学の卒業制作の時で、その時はサブ・タイトルはありませんでした。自分の写真は現実の二次制作だと考えています。現実はもっと凄くて、自分はそれを借りて写真を撮っている、本当の価値は、その写真に写り込んでる生きている人達にあって、私の作品にはないんだ、と思ったんです。

――コピーライトは東京にある、って言うことですね?

オカダ:そう、自分にはなくて、コピーライトは写っている人達やその風景にある、っていう意味です。そのタイトルで卒業制作を提出したんですけど、教授には「分かり易過ぎる」と散々言われてしまいました。しかし今ではそれ以上のものを思い付かなくて。そして展示やZINEを作る時にサブ・タイトルを付ける様になりました。

――だから、「マルC」は必ず付けているんだね?

オカダ:ちょっと前まで教授の言葉がずっと心に響いていて使っていなかったのですが、やっぱり原点として、自分の撮る写真より活きている人達、動いている現実の方がよっぽど不可思議で面白いので、最近は「マルC」を使っています。

――なるほど。それで「救いのバビロン」は何ですか?

オカダ:バビルの塔からタイトル案を思い付きました。バビルの塔とは旧約聖書の中に出てくる都市バビロンに造られたと言われる建築物です。その頃、人々は同一言語を持ち生活していたのですが、自分たちの権威を示す為に天に届くほどの塔を造ろうとします。神はそれを許さず、言語をバラバラにすることで塔の完成を防ぐという物語らしいのです。言語をバラバラにされて人々はとても困惑したと思います。それまで伝わっていたものがまったく伝わらなくなるのですから。でも私は言語がバラバラになったおかげで助かった部分もあると思うんですよね。私はずっと言葉を必要としない写真を目指して撮影しています。そもそも「あったから撮った」としか説明のしようがないんです。だから私は自分の写真を説明するのが苦手だし嫌いです。言葉なしでも伝わる写真を撮ろうという気持ちを込めて「救いのバビロン」にしました。

――では、ここに掲載されている写真自体が「救いのバビロン」なのですね?

オカダ:そうです。言葉いらずで見て下さい、 作者はとりあえず置いておいていい、写真を見てくれたら嬉しいです。一応、いつもサブ・タイトルに意味があるのですが、なかなか突っ込まれなくて。全然、意味分からないけどイイね、とよく言われます。タイトルについてはコンペの審査員の方々にも言われました。わざと分からなくしてる、と言うこともありますけどね。

――6月展示のサブ・タイトルは何だっけ?

オカダ:「全てのドアが開きます。」です。電車の始発駅ホームにボーッとして立っていたとき、回送から始発になる電車が入って来て、その前でしばらく待っていたら「これからすべてのドアが開きます」とアナウンスがあって、この言葉って凄い、意味が深過ぎる、思わずiPhoneにメモりました。最近、タイトルを決めるときはどこかで拾った言葉を組み合わせることが多いのでiPhoneメモ帳を活用してます。

――オマケのステッカー写真はどうやって決めましたか?

オカダ:まず、円形にすると言うことに悩まされました。いつも四角形に捉われながら写真を撮っているので円形にして面白い構図の写真はどれだろう、と考えました。しかもその写真1枚で説明し切れて判型を気にしながらも集約しなければならないのでとても難しかったです。それで、遡って過去の作品も沢山チェックしました。

――2種類共、ワザとサラリーマンを選んだのですか?

オカダ:そうです。サラリーマンと幼い女の子と言うのも考えたのですが、イマイチ構図が決まらなくて…。5枚ぐらい候補を挙げたとき、働いている人が面白いと思いました。円形なので、閉じこもっているイメージがあるのも考えました。写真で円形トリミングってあまりないので貴重な経験をさせてもらいました。

――何かこう言うトリミングをする作品を発表するのもイイかもね。全部丸とか。

オカダ:そうですね。いやぁー、それを作るのは大変そうですねー!! いつもはなるべくトリミングをしない様にしているのですが、必要ならば多少トリミングはしています。ネットに上げている作品はトリミングしているものも多くて、展示やZINEではトリミングしている作品は使いません。それは単純に解像度が低くなってしまい展示に適さなくなってしまうからなのですが…。

――オカダさんの写真は初めから構図が出来上がっていると思いますね。だから、あまりトリミングしなくていいのだと思います。それで、今度作る写真集は掲載点数を多くした方がイイんじゃないかな、これでもかと面白い写真が載っているみたいな。

オカダ:あっ、それは教授にも言われたことがあります。大きさよりも枚数を多く見せた方がイイと。だから、今度の展示ではその様にするつもりです。

――それか、オカダさんの展示には超バカでかい写真を1点みたいなのもイイと思います!! それも観てみたいです。それだとコンセプチャルな感じもしますよね。

オカダ:是非やってみたいですね!!

――それで、ここからは自分が興味あることを聞きますね。前の波磨ちゃんや吉岡さんにも聞いてます。まずは、今、好きな音楽、聴いている音楽は何ですか?

オカダ:クラブ・ミュージックをYouTubeで検索して流していたり、最近だとナイン・インチ・ネイルズとかを作業中によく聴いています。あと、坂本真綾、空気公団、井乃頭蓄音団、東のエデン、ADAMAS、それとロリータ・ファッションでめちゃ渋い曲を弾き語りをする橋爪ももは声質が好きで聴いてますね。

――そこにこだわりはあるのかな? あーイイな、と思ったものをセレクトして聞いているのですか?

オカダ:そうですね。こだわりはありません。好きな作家さんがこれ聴きながら作業してます、と紹介しているものをチェックしたりして、自分の好きな音楽を選んでいます。何でも聴きます。クラブ・ミュージックからJポップ、歌謡曲、洋楽ロック、邦楽ロック、ヘビメタ、いろいろです。

――ホント、全方位的だね。ライヴは見に行くの?

オカダ:時間が合えばなんですけど、ライヴは深夜とかが多いのでなかなか見に行けません。なので、ファン・メールを送ったりしてます、CDをよく聴いてます! って。ホントはいろいろ見に行きたいんですけどねー。

――わりといつも音楽を聴いている感じですか? 作業している時とか。

オカダ:家で作業しているときは聴いていますけど、街に出ると音に反応してスナップを撮ることも多いので、外では音楽を聴かない様にしています。聴きたいと思っても聴かない。だから、iTunesにデータは全く入っていません。

――自分と一緒だね。

オカダ:えっ、ホントですか?! 意外。

――自分も音源を野外では聴かないです。まず、iPhoneみたいなデヴァイスで聴かないし、イヤホンやヘッドホンで聴くのが嫌いなんです。音楽はエアで聴かないと楽しくないですね。自分もオカダさんと一緒で、街に出たら耳から入ってくる情報ってすごく面白いと思うんですよ。それって、そう言う機会じゃないと入ってこないのだから、みすみすいつでも聴ける音楽で、そんな機会を潰したくないです。

オカダ:それってあると思います。五感で感じるものだし、五感の上にシックス・センスが成り立っていると思うので。大学の教授に聞いた話ですけど、人間は初め目が見えていないので音を聴いて生まれて、最後は先に目が見えなくなってしまって聴覚が残り、音を聴いて死ぬ、と。目が見えない人と耳が聞こえない人、どちらがストレスを感じるかと言うと、圧倒的に耳が聞こえない人の方がストレスが多いそうです。それを聞いて以来、聴覚は重要なポイントなんだな、と分かり、音楽は家で聴くもんだと思う様になりました。

――あと電車乗ったら、読書したいですもんね。わざわざ、そこで音楽聞かなくても、と思います。

オカダ:音楽よりも隣の人の会話を聞いていたいです!! それって超面白いんです。それってどーなの?! と突っ込みどころが満載で…。

――アートの方では好きなアーティストは居ますか? 写真でも。

オカダ:アートだと古典に好きなアーティストが多いですね。葛飾北斎は一番尊敬してます。学生時代、図書館で作品集を見まくりました。

――いゃー、北斎の構図は完璧だからね。

オカダ:ホントですよね。北斎を見ていると浮世絵は上手い人が描かなければダメなんだなと思います。あとレオナルド・ダヴィンチも好きですし、古典ものでラファエロ派の展示は大体、観に行きます。

――好きな現代の作家は居ないですか?

オカダ:山口晃さんが好きです。あの方は天才肌だと思います。とにかく画力と構図力が凄い。あと藤原泰佑さんも好きです。

――写真家では居ないですか?

オカダ:自分の後輩なんですが、寺崎珠真さん。恐ろしいぐらい老練した感じの写真を撮っているんですよ。この世に対して諦めている様な…、凄いです。風景写真で、一般ウケは全然しない玄人ウケする作品です。自分が風景として認識する前の風景を撮りたいと考えているらしく、それが狙いだそうです。写真家の方から一目置かれている存在です。見る側へのサービスが全くない、そんなこと考えてない、そこが魅力でもあります。

――面白いですね。今度是非、紹介して下さい! 大御所の写真家で好きなのは?

オカダ:須田一政とか植田正治。今年こそ鳥取の植田正治写真美術館へ行きたいです。山形にある土門拳の美術館へも行きたいですね。

――あと、これで最後の質問ですが、今、気になっていることはありますか?

オカダ:気になっていること、いっぱいありますね。

――いっぱい言って下さい、思い付くこと全て。

オカダ:落語の会話の流れとか気になっているし、アメリカの大統領選挙もどうなるうだろうと気になっているし、消費税10%になるのかなぁ、とか。

――えっ、そう言うこと、そう言う関心事なの?!

オカダ:あと、新聞の読書投稿欄って面白くてメッチャ見るんですけど、明日の投稿欄には何が載るのかなぁ、とか。

――それって、作品には反映されるのですか?

オカダ:されますね。やっぱり情勢が反映されると言うか、この様な風景を撮れることの情報を得られる気がします。家にテレビが無いので、情報源は新聞やネット、ニコ動とYouTubeがお友達的な。親もツイッターとネット・サーフィンで情報を得てます。今を象徴する一家ですね。

――それは凄いね!! ご両親、素晴らしい。

オカダ:あっ、そうだ。最近、気になっていているのは「二次創作」ですね。

――「二次創作」ってことは模倣ってこと?

オカダ:いわゆる同人誌だったりフィギュアですね。自分自身の考えで制作をすれば楽しいと思うのに、既に作品として世に流通しているものに自分の解釈を足して作品化するのを二次創作と呼んでいます。

――それは、ある意味、パロディ? パクり? ってことかな。

オカダ:そうです。パロディやパクりって芸術の歴史上では沢山ありますよね。

――そうだね。アレンヂでもあるよね。

オカダ:アレンヂから生まれるものって、今の時代、凄く多いと思います。コミケに行くとすごい熱気を感じます。オリンピックより盛り上がってるんじゃない!? ライヴやクラブで踊るのとはまた違う興奮があります。

――じゃあ、それって果たして創作なのかな?

オカダ:誰もが創作意欲を持っているんだな、と言う裏付けになる様に思います。二次創作は利益になった時点でアウトなので稼ぐ目的で活動されている方は少ないです。自分の財布をリスクにさらしてまで創り続けてます。そう言った個人的な創作活動が社会現象まで巻き起こして、いろんな企業なんかを巻き込んでしまってます。

――まぁ、今の現代アーティストもそんなことをしている人も多いからね。

オカダ:何かしらの模倣はしますよね。その模倣の対象がいわゆるオタク的なものなのか崇高なものなのかの違いでしかない。それが面白い。崇高なものを目指している作品は結構、残っている様に思います。だから「二次創作」は今しかない、という気がします。

――これから、そういうものが残って行くじゃないのかなぁ。

オカダ:そうゆう方向へシフトチェンジしていく、今は時代の境目の様にも思ったりしますね。自分の創作活動の方向性にも関わってると思います。いろいろ学んじゃいますね。

この後、現代若者論みたいな話になってしまったので、この先の話は割愛させて頂くが、オカダさんの話がとても面白くて、つい、いろいろ聞き過ぎて、本当に超ロング・インタビューになってしまったのですが、如何でしたか?!

皆さん、6月末に開催される下記、オカダキサラの写真展へ是非、行ってみて下さい。きっと、かなり面白いこと請け合いです。会場では、本ミッドナイトストアーから彼女の初写真集も販売されますので、コチラも乞うご期待!!

オカダキサラ写真展
「(C)TOKYO 全てのドアが開きます」
2016.6.25 (土) ~ 7.4 (月) 10:30~19:00 (最終日 15:00まで)

コニカミノルタプラザ〈ギャラリーB〉
http://www.konicaminolta.jp/plaza/


商品のご購入はこちらから
ミッドナイトストアー
ミッドナイトストアーにて、オカダキサラによる作品を発売中!
・MIDNIGHT LIBRARY 003 オカダキサラ「(C)TOKYO 救いのバビロン」


PROFILE
オカダキサラ 写真家
いつもカメラをぶら下げて歩いています。もはやカメラが本体で私は付属品です。

1988 東京出身
武蔵野美術大学映像科 卒業
東京綜合写真専門学校 卒業

Official Site▷ http://okada-kisara.tumblr.com/
twitter▷ https://twitter.com/oKadaKisara

【個展】
2016「©TOKYO 全てのドアが開きます」コニカミノルタプラザ
2015「©TOKYO 出会い頭の点動刹」新宿ニコンサロン・大阪ニコンサロン
2014「©TOKYO – 無限の東京ダンジョン -」Book・Cafe・Gallery MOTOYA (初台)
2012「ぎざぎざら」Book・Cafe・Gallery MOTOYA (初台)
2010「CountZERO @Birthday」桃園画廊 (中野)
2009「PhototacticBee」Book・Cafe・Gallery MOTOYA (初台)

【グループ展】
2014「PublicSpeech」Gallery LeDeco (渋谷)
2012「演劇×写真=( )^」Gallery LeDeco (渋谷)
2011「ライトシアン」雅巢画廊 (中国・上海)
2011「第四回 1_WALL」Guardian Garden (銀座)
2009「光画」GalleryGK (銀座)
2008「でじぷりーるふるふる」Gallery LeDeco (渋谷)

【その他】
2011~2012 CountDownGallery 桃園画廊 を運営

【受賞歴】
2016 コニカミノルタプラザ フォトプレミオ
2015 ニコン ユーナ21
2011「第四回 1_WALL」ファイナリスト


 

みなさまこんにちは、
おもちエイリアン侵略隊員です。

4月に入りましたね。
いかがお過ごしでしょうか。

新生活が始まり、毎日わくわくドキドキしている人も
多いのではないでしょうか。

「ようちえんやさん じゃまるしてん」から
新商品のご紹介をしたいと思います!ドン!

おもちペンダント集合

これでちきゅうをしんりゃくだ!と意気込んだおもちエイリアンが、
謎の怪しい鍋の中で煮て作ったもののようです。

「どんどんしぺんだんと」

omochi_blog0412_01 omochi_blog0412_03 omochi_blog0412_05

○へばりついてみてる
○へばりついてる
○にんぎょ

価格:2,000円 (税別・送料別)
サイズ 32mm×45mm×9mm

首からさげてもよし、かばんにつけてもよし、
すてきなあの人へ、春の贈り物にもよし、、、
おしゃれしてお出かけにも良しです。

それではまた次回、
お楽しみにしていてください。

おもちエイリアン公式>>
omochialien.com

twitter>>
@omochialien

facebook>>
https://www.facebook.com/omochialien/
https://www.facebook.com/fanfangroovemake/

youtube>>
https://www.youtube.com/channel/UC4igznRkX-WrIOXr5z5PFhg

おまけ

★おもちエイリアンのけつえきがたうらない★
A型・・・★★★☆☆ なにもないところでこけるかもしれないよ
B型・・・★☆☆☆☆ おうちで、へやさがしあぷりをみよう。
O型・・・★☆☆☆☆ ねこをみかけたら、あいさつをしよう。
AB型・・・★★★★☆ ゆうえんちにいこう

みんな・・・ふかづめにきをつけてね( (◕ . ◕( )⊃ )

おもちエイリアンのオフィシャルグッズはこちらのショップで販売中!
おもちエイリアン オフィシャル・ファンファングッズようちえんやさん じゃまるしてん

zarigani_blog0405_main

「超玩具発想法 ザリガニワークスのスーパートイ工房」出版記念展
2016年4月2日(土)~4月10日(日) @btf 3B

TVBros.にて連載中の「ザリガニワークスのスーパートイ工房」。
連載5年、この度、東京ニュース通信社よりMOOK本の発売が決定致しました。
これを記念致しまして、連載にて制作した「スーパートイ」の実物50個が一同に展示されてます。
なんと! Jamaruでも発売している「100MAX」商品も展示販売しております!!
他にも商品販売してますので、みんな楽しんでね。

「超玩具発想法 ザリガニワークスのスーパートイ工房」出版記念展
会 期 : 2016年4月2日(土)~4月10日(日) @btf 3B
開館時間: 水~金 11:00~17:30/土~日 11:00~19:00
休館日:4月4日(月)・5日(火)
会 場 : @btf
http://www.shopbtf.com/map/index.html
東京都中央区勝どき2丁目8-19 近富ビル倉庫3F・B

zarigani_blog0405_01
じゃーん、100MAXも50番目の作品として展示してるぞ

zarigani_blog0405_02
zarigani_blog0405_03
いろんなグッズも販売されてるよ

zarigani_blog0405_04
これすごい!ハマるわ

zarigani_blog0405_05 zarigani_blog0405_06 zarigani_blog0405_07 zarigani_blog0405_08

展示はこんな感じでとても見やすいです

ザリガニワークスのグッズはこちらのショップでも販売中!
ザリガニワークス ショップ
ザリガニワークスショップ

大阪心斎橋のGalleryキャナル長堀にて開かれている「Art ∞」にChick×Chieck ハヤシチエコの作品を出展しています。
かわいい中に独特な世界観を持つ作品を多数展示しておりますので、是非足をお運び下さい。
また、他にも計60名ものアーティストが出展をしています。
開催期間は2016年3月21日(月祝)~3月27日(日)まで。

イベントの詳細はギャラリーホームページを御覧ください。
Galleryキャナル長堀 展覧会情報

 

Chick×Chieckハヤシチエコ
Chick×Chieck ハヤシチエコ GoodsShop

小池里奈DVDイベント

ジャマルではおなじみのグラビアアイドル小池里奈さんが、3月9日に発売した新しいイメージビデオ「リナ パリス」の発売記念イベントを3月12日(土)に秋葉原ソフマップで行いました。
会場には熱心なファンの方々が多く駆けつけ、里奈さんに大きな声援を送っていました。
「無事、大学を卒業することができました!」ということで袴の衣装で登場した里奈さん。
キリッとした和風な姿はなかなかお目にかかれない、スペシャルなイベントとなりました。
会場では、4月2日から販売開始するグッズもお披露目し、多くのお客さんに手に取っていただきました。
発売はもうすぐです!お楽しみに!!

小池里奈グッズ
小池里奈

 

新しいグッズはこちら!
小池里奈ショップ
小池里奈オフィシャルフォトグッズストア

  rina00

MIDNIGHT LIBRARY 作家インタビュー
002 吉岡里奈 Rina Yoshioka

吉岡里奈と出会ったのは、2015年6月、表参道のHBギャラリーで行われていた彼女の初個展「ナオミの世界」だった。表参道から外苑前辺りにはイラスト系のギャラリーが5軒ほどあって、いつも、その何処かへ訪れる際には近くのギャラリーを梯子している。それで、何処かのギャラリーで入手したDMに描かれた昭和テイストでパンチの効いたイラストにひどく惹かれて吉岡里奈の個展に訪れたのだった。そこで彼女と話しをしたら、奇しくも彼女は自分がコレクションしているレコードのジャケットをまとめた書籍「レコジャケ天国 for Girls」を持っていて、そして自分が携わっている西麻布のライヴ・ハウス「新世界」(2016年4月1日で閉店) で行なわれている湯山玲子さんのイヴェント「爆クラ!」関連のCDジャケット・イラストを描いていたこともあっり、そこから付き合いが始まったのだった。そこで、本ミッドナイト・ライブラリーの第二弾アーティストに起用した。
【取材/文:山口′Gucci′佳宏】

――いきなりだけど、出身が何処だっけ?

吉岡:神奈川県の川崎です。

――あっ、変わってないの?! 実家?

吉岡:はい、そうです。ずっと変わってないです。お恥ずかしながら実家です。実家を出たいと言う強い願望はあるんですけど…。そうするとフルで働かないとならなくなって絵を描く時間がなくなるので。

――いや~、作家は実家が一番だと思うんで、イイんじゃないのかな。皆んな、そうでしょ。よっぽど売れる様にならないと。

吉岡:絵だけで喰っていける様にならないと、と言う焦りはありますね。暮らしが子供の頃からあまり変わってないので、環境を変えたいと思いますね。

――家の中で描いてるの? アトリエとか?

吉岡:いや、全て家、自室で描いてます。アトリエは欲しいですね。自室が狭いので描く絵の大きさが限られてしまいます。A2版ぐらいが限界です。

――じゃあ、大きい絵も描きたいの?

吉岡:個展とかする時、大きな絵があると見栄えするし、凄く大きな絵を描いてみたい願望があります、映画の看板みたいなのが好きなので。

――なるほどね。となると何処かにスペースを借りたりしないとならないね。

吉岡:やっぱり、今後はアトリエは持ちたいと思ってます。

――絵を描き始めたキッカケとか経歴は?

吉岡:絵は、やっぱり物心付いた時、3歳ぐらいからずっと描いていました。でも一旦、美大の映像学科へ進学して絵を描くのではなく映像の方へ行ってしまい卒業して、絵は描かなくなってしまったんですけど、また何か描きたくなって30歳過ぎてから絵をちゃんと学ぼうと思いイラストの学校へ行くんです。やっぱり、絵は捨てられなかったなぁ、と言う感じで。

――じゃあ、30歳前、イラストの学校へ行く前は何をやっていたの?

吉岡:パティシエとかカレー屋さんとか食べ物関係の仕事で、もしこれから絵を描いて行くのなら大変な人生になるなぁ、と思って絵は一旦、捨てたんです。でも結局、戻って来てしまいました。

――でも、映像系の仕事をしようとは思わなかったの?

吉岡:いや、映像系は就職が難しくて、大学で卒業制作の映画を撮って燃え尽きてしまった、と言うか、これを仕事にするのはしんどいな、と思って。

――今でも、映像は好き?

吉岡:はい、昭和の絵を描いたりするのも、昔の映画を好きで観たり、そして昔の映画の看板絵とかが好きだからです。今の映画看板って写真じゃないですか。インド行った時に、インドでは未だ看板が絵なんですよ。

――それからイラストの学校を出て、その後は何をしていたの?

吉岡:結構、地道に描いていただけなんですが、イラストの先生にコンペに出してみろ、と言われて出したら、2013年、TIS (東京イラストレーター・ソサエティ) のコンペで入賞して、次の年には金賞を頂いたんです。それで、これはイケるかも、と思いました。

――イラストの学校って何処ですか?

吉岡:青山塾です。

――あー、皆んな行ってるよね。青山塾出身者は多いよね。

吉岡:そうですね。青山塾ってカラーがあるのですけど、私は全く異質で浮いてました。青山塾はやっぱり可愛い絵が多いですね。

――TISの公募で賞を獲ったってことは毎年やってる表参道のギャラリー5610での受賞者展に展示されたんだよね。もしかしたら観に行ったかも。でも、気が付くと終わってたりするんだよね。 (実際は行ってませんでした…。)

吉岡:そうです。展示されました。毎年、賞の発表が5月で、展示が10月ですね。

――じゃあ、その受賞きっかけでHBギャラリーで展示をしたの?

吉岡:いや、そうではないかもしれませんが、展示が終わってからHBギャラリーから誘って頂いたんです。私、自分では個展をやろうとか思わないので、人から言われて、あぁ、やるもんなんだ、と思いました。でも、HBギャラリーの展示で今、こんな付き合いが出来ているのでありがたいと思ってます。

――そうだね。そうやって自分は展示を観に行って、気に入った作家さんに声をかけているので。こっちもHBギャラリーきっかけだね。それで、絵を再び描き始めて最初はどんなものを描いてたの?

吉岡:最初はやっぱり自分の方向性が分からなくて、現代アートみたいな普通の人が観て訳分かんないね、で終ってしまう様な絵を描いてました。

――えっ、そうなんだ。結構、抽象的な感じ?!

吉岡:今っぽいのってこんなのだろう、みたいな感じで、横尾忠則さんが好きで、それをヘンに解釈したみたいな。目黒雅叙園で昭和のイヴェントみたいなのがあって、そのポスターを描いてくれ、と依頼されて、それで描いたら結構、自分の好きな世界とあってるなぁ、と思って、絵の先生に見せたらイイと言われて、こう言う方向で行こうと、そこで初めて自分の描きたいものと自分のタッチが一致しました。

――それで、こう言う昭和テイストで、しかも女性中心に描く様になったんだ。モチーフが結構、面白いし、いい意味でちょっとヘンな雰囲気にしてるのは何故?

吉岡:いや、意図的にこうしてやろう、と言うのはなくて、好きな写真とか、谷ナオミさんとか好きだな、と思って描いていたら出来てしまった、みたいな。何か頭に浮かんだ絵を出さないと、と思って感じで描いたものが、結果、こう言うものになったんです。

――この出来上がって来たZINEを見ると、モチーフの組み合わせがヘンでしょ?! それはどうして?

吉岡:自分では狙っている感覚はなくて、別に他愛もない動機で描いているんですけど。例えばトラック運転手の女の子がラーメンを食べていたらイイなって、寿司と鉄火場が浮かんで来たから描かなきゃ、みたいな発想で、あまり深く考えてないんですよね。ほぼ思い付きです。思い付きをもっと考えて練ったりしてクオリティが高かったら、コンセプチャルな絵になるのかもしれないですけど。ただ、思い付きで描いているので、絵の先生に見せると「ゲッ、何これ?!」って言われます。あまり理解されないです。

rina01
MIDNIGHT LIBRARY 002 吉岡里奈「eat it」とポストカード

――ぶっちゃけて言うと商売にしようと考えるとなると、絵も上手いし、ディティールも凝っているけど、パッと全体を見た時に、仕事をこれを描いている人に頼まなくても、となると思うんだよね。

吉岡:最近、やっとそう言うことに気が付いて、一部の凄い好事家みたいな人には熱烈に支持してもらえる作家を目指すのか、ちゃんと仕事として成立させる為に、もうちょっと分かり易いものを描くのか、と。

――それで、どうしたいの?

吉岡:たまに運良くイラストのディレクション通りに描いてギャラはもらえるのですが、自分の絵じゃないな、と感じてしまって…。

――じゃあ、吉岡里奈的には描いたものを売りたいと。

吉岡:でも、それじゃあ、ホント食べて行くのが難しいと思うので、凄い悩んでます。

――描いたものを売りたいんであれば、売るためのやり方をすればいいと思うけど。

吉岡:そうですね。描いたものを売る、その方向かなぁ。仕事をいろいろしている自分の友達は自分の作品も仕事のイラストも同じテイストなんですよね。やっぱり、その方がクライアントも仕事を頼みやすいですよね。

――そりゃ、そうだ。でも、仕事として割り切って、そう言う絵を描けるかだと思うよ。仕事の絵と趣味の絵をちゃんと描き分けている人も沢山居て、その人たちは割り切った仕事の絵を描いて生計を立てているから、趣味の絵を描けるんだよ。それが出来るか出来ないか、出来ないのであれば、絵を売ることを考えてそれなりのことをすればいいんだと思うよ。

吉岡:それなりのことって?

――グループ展に出してみるとか?! ヘンな内輪感のないグループ展で、画廊企画であれば出品するのに金もかからないし、いろいろな人が観に来るから、たとえ他の人の作品を観に来た人にも気に入ってもらえるかもしれないよ。それで、今後、作家としての在り方!? どう言う絵を描いて、どう言う風にして行きたいのかな?

吉岡:今回、ZINEの表紙に使用している焼きそばパンの絵なんですけど、まだ先生に見せてなくて、見せたら評価として何て言われるか分かりませんが、頭に浮かんだことをそのまま描いた絵で、描いている時にとても楽しくて快感があったんです。それで、人の評価とか気にせず、一回しかない人生なんで、描きたくて描いて楽しければイイかな、と思ってます。描けること自体が、今、幸せなのかもしれません。だから、そう言う方向で、売り込みとか考えずに今は描く時間を確保して描きたいものを描くのに集中したいです。その後、結果として作品が売れるとか売れないとかはあると思いますが、自分の頭の中に浮かんでしまった絵を出したい、みたいな衝動に駆られてしまっていて、描けるだけ描きたい、と言う感じなんですけど。最近は絵の先生の評価が擬音ひと言、「エッ」とか「ゲッ」みたいな感嘆詞を言わせたら勝ちだと思ってます。「何これ」とかプロの人が技術ではなくて、見た目のイムパクトで驚くのが楽しいです。

――それで今回、ZINEと絵ハガキ5種を作ってみて、どうだった?

吉岡:とても感激だし、自分が描いたものが商品となって、誰かに届けられるのが凄く嬉しい。今まで自分でもZINEを作ってはいますが、自分の独りよがりで作ってしまった感じがして、今回、他の人の手が入ってアイディアを出してくれたお蔭で、もっと広がりが出たと思います。落款のアイディアだったり、タイポにしても自分では、あまり考えられないものを指定してもらったり。

――より商品的な意味合いが出たってことだね。イイ形に一緒に作れたってことだね。

吉岡:でも、売れるかどうかが心配ですけど…。

――それは、こっちの責任だから。作家さんに自由に作って下さい、って依頼しているのはコチラな訳で、出来てきたものを巧く販売したいと思うね。

吉岡:現代アートや写真、イラストとか、いろんな作家の方が参加しているシリーズの中に入っているというのも面白くて、刺激を受けると思います。それと実際にZINEとハガキが出来て、自分の絵を客観的に観られる様になり、改めて自分の絵が好きだな!! って感じました。あと、テーマを決めて描くと言うことが今後にとって結構いいとか、勉強になったし、いろいろ発見しました。自分は物怖じする性格なですが、こうして商品になったことで、いろいろな人に見てもらえて、そのリアクションも楽しいし、世界が広がりました。もっとガンガン行きたいとやる気が出ました!!

――ZINEの方はどんな感じで、この内容にしたの?

吉岡:先ず1頁目の、以前、カレーが好きでカレー愛を表現しようして描いたカレーの絵があって、それ描いている時、とても楽しくて、食べ物と本来、自分が好きな昭和の女性像を組み合わせて描いてみたら面白いんじゃないかな、と思ったんです。それでシリーズ化して描いてみました。

――カレーの絵はいつ描いたの?

吉岡: あれは2011年ぐらいだったかな?! あれだけ、前に描いたものです。

――じゃあ、あとは新作書き下ろしなんだね。

吉岡:そうです。他にもエビフライとかナポリタンとか、描きたいものがあるんですけど、今回、あまり時間が無くて描けなかったです。

――それで、描くのに何か苦労はあったのかな? どうしようとか。

吉岡:いや、描きたいテーマ、候補が沢山あるのに自分の手が追いつかなくて描ききれなかったのが悩みです。アイディアは結構、ポンポン浮かぶんです。それをメモっておいて、実際に描いたら、そのメモを消して行くんです。

――じゃあ、今もアイディアと言うかネタが沢山あるんだけど、描くのが物理的に追いついてないって言う状況なんだ。では、今後も食べ物シリーズは続いて行くんだね。

吉岡:そうですね。

rina02
MIDNIGHT LIBRARY 002 吉岡里奈「eat it」、オマケの栞!
onnayoru
吉岡里奈 初のZINE「女たちの夜」 (2015年11月刊)

――他に描いてみたいテーマ、シリーズはあるのかな?

吉岡:架空のレコード・ジャケット・シリーズ、妄想で考えてます。それこそ、グッチさんのお色気レコジャケ・コレクションに触発されました。

――あと、絵ハガキの方は、どうしてあの5枚の絵柄を選んだの?

吉岡:あれは前に自分で作ったZINE「女たちの夜」から選んだもの。今回のZINEが食べ物、食欲がテーマだったので、対してこっちはお色気、昭和の女性、性欲みたいな感じでチョイスしました。ZINEも含めてですけど、テーマを決めて描くと言うことが今後にとって結構いいとか、勉強になったし、いろいろ発見しました。

――ところで、今、よく聞いている音楽って何かな?

吉岡:”VIDEOTAPEMUSIC”、映像と音楽を一緒にやっていて、エキゾチック・ミュージックみたいな感じで、私の好きな昭和感もあり、聴きながら絵描いてます。映像は昔の映画をコラージュ (サムプリング) して作っていて、音楽と凄く合っているんです。あとは全然違うけど、日本の若手パンク・バンド、”どついたるねん”とかが好きです。それと、昭和歌謡も聴いてます。

――アートの方は? 今、好きなアーティストは居るかな?

吉岡:ロッキン・ジェリー・ビーンさん、男目線で描かれた女性・女体、自分が描けないエロじゃないですか。あと、齋藤芽生さん。緻密な画風と絵に込められたストーリー性と文章が面白くて好きです。小西真奈さん、マシュー・バーニーも好きです。

――そう言えば、スクーターズのニュー・シングルのジャケットに絵が起用されたじゃない、それはどうです?

吉岡:既に描いていた絵を巧いこと使って頂いてジャケットになっているので、とても良かったなぁ、と思います。今回はアートディレクターの信藤三雄さんに声をかけて頂いたんですが、先方が自分の絵の意図を汲んでくれて形になるのは凄く嬉しいです。前に言った様に、いろいろ決めごとがあって描いた絵は自分の絵ではない様な気がして…。

スクーターズ「泣きたい気持ち」(2016年4月6日リリース/7インチシングル盤)

――やっぱり、吉岡里奈はイラストレーターと言うより、画家肌なんだね!!

シリアスな進路相談 (?!) みたいな話もありのインタビューになってしまったが、そんな作家の話もなかなか聞くことが出来ないので興味深かった。かなりコテコテ感のある彼女、吉岡里奈の画風、きっと好き嫌いは分かれるのかもしれないけれど、ツボにはまったら最後、結構、中毒気味になると思う。まさに自分がそうである。皆さんも是非、怖いもの見たさででも、一度、吉岡里奈ワールドに足を踏み入れてみたらイイのでは!!


商品のご購入はこちらから

ミッドナイトストアー
ミッドナイトストアーにて、吉岡里奈による作品を発売中!

・MIDNIGHT LIBRARY 002 吉岡里奈「eat it」
・吉岡里奈 絵ハガキ【5枚セット】


PROFILE
吉岡里奈 (ヨシオカリナ) イラストレーター
昭和のムードを好んで描いております。

1977 神奈川県生まれ / 川崎市在住
1999 多摩美術大学二部 (現・芸術学部) 芸術学科 映像コース 卒業

イラストレーション青山塾 ドローイング科 12期~14期修了

Official Site▷ http://rina-yoshioka.jimdo.com
tumblr▷ http://yoshiokarina.tumblr.com
Facebookページ▷ 吉岡里奈

【個展】
2015.6 初個展「ナオミの世界」HB Gallery

【グループ展】
2015.11「Here is ZINE tokyo 11」TOKYO CULTuART by BEAMS
2014.12「Graphic Art  exhibition クリエイティブ表現の現在」RECTO VERSO GALLERY
2014.10 第12回 TIS公募展受賞者展

【受賞歴】
2014 第12回 TIS公募 金賞・南伸坊/影山徹 審査員個人賞
2013 第11回 TIS公募 入選
2010 イラストレーション青山塾 2010年度修了展 優秀賞

hamaPhone3

MIDNIGHT LIBRARY 作家インタビュー
001 波磨茜也香 Ayaka Hama

自分が波磨茜也香と初めて会ったのは、彼女が2013年に銀座ヴァニラ画廊の公募展で大賞を受賞して、2014年に同画廊で行った初個展の時。作品の印象もさることながら、彼女のハイ・センスなファッション、ビシッと決めた自分好みのスタイリング (あのロッキンホースまで履いてるってなかなか居ないでしょ!!) が気を惹いて思わず声をかけてしまったのである。 そして、いろいろ話を聞くと、若いながらの感性でしか描けない倒錯の美意識による作品にも、ひどく魅かれたのだ。それから、何かと彼女を引っ張り廻しているのだが….、そんなこんなで、やはり、この「MIDNIGHT LIBRARY」の1発目は彼女「はまちゃん」に決めた!!
【取材/文:山口′Gucci′佳宏】

――今回、この「MIDNIGHT LIBRARY」第1弾アーティストになってZINE(ジン)やグッズを作った訳だけど、その感想はどう?

波磨:自分でもZINEとかグッズとか作ろうと思っていたら、思いがけず、そう言う話に声をかけてもらって光栄で嬉しかったです。それで、作るにしても自分はかなりアナログ人間なので、自分では細かく出来ない処をわがままを聞いてもらって指示通りに完成して感動しました、しかも、こんなに早く!!

――まぁ、言ってみれば、それがこの企画の主旨だからね。作家さんにリスクがかからず、作家さんの思い通りのものを高性能のデジタル印刷機を使って作る、ってのが。そして、気に入ったアーティストと一緒にものが作れると言う、自分にとっても楽しくてありがたい企画なんだよ。それで、実際、先ずZINEはどう言うコンセプトで作ったの?

波磨:もらったZINEのフォーマット (B6版16頁) を自由に使って、そして、この1冊で終わりではなく、今後また出してもいいと言うことだったので、それだったら、新作や今まで発表してないものを掲載しようと考えました。大学に入る前から好き勝手にイラストとか、今後、タブローになるネタ的なものを描いていて、一冊大切に使い切ったコミックス・サイズの文庫本ぐらいの厚みの自由帳があるんです。その、いわゆるネタ帳的なものの表紙には、今では描かない様なイラストや漫画の様なものを描いていて、それをヨゴレとかもそのままに今回のZINEの表紙にしたら面白いかな、と思ったんです。中身の方は、今、自分が描きたいものと、最近まで書いていたタブローへ行く前の下書き、ドローイング、まぁ、プロットですね。今後、作品に繋がっていくものを載せられたらと思いました。作家のそういうものを見るのって結構、面白いと思うんです。そして、これを見た人が、私の今後の作品にどう繋がっているのかが、分かればイイなぁ、と。真ん中の見開きの写真は、確か大学1年の時に撮ったセルフ・ポートレイトです。だから、結構、新旧のいろいろなものを載せています。

――それで、現物が出来てきて、どうでした?

波磨:いやー、嬉しかったです。今まで、描いたもの、原画を販売することしかしたことがなかったので、印刷物になって、同じ自分の作品がいっぱい増えると言う感覚が面白しろいし、ミニ・サイズになったのも新鮮な感じでした!!

hamazine
MIDNIGHT LIBRARY 001 波磨茜也香
konaiyem
波磨茜也香iPhoneケース「KO-NAI-YEN」(iPhone6/6s用と iPhone5/5s用)

――iPhoneケースは「口内炎」シリーズをプリントしたの何故?

波磨:商品的に色がヴィヴィッドなものの方がイイと思って。意外と私の描く絵って、色が地味なものが多いんですけど。これは女子にウケたいと思ったんですね。いろいろ調べたり、実験してみたりしたら、女の人は色に一番反応することが分かって、ピンクとか青とか。それを頭に入れておいて、2回目の個展の時、生活の中で口内炎と言うモチーフを見つけ、口の中もピンクだし「口内炎」を描いてみようと考えたんです。それで、iPhoneケースには「口内炎」シリーズをプリントしたらピッタリはまるかなと思いました。絵面的にも、持っていても恥ずかしくない感じだし。

――あと特大ステッカーはどう?

波磨:最初は、よくあるサイズのステッカーを作ろうと思ってたのですが、「ミッドナイトヱビス」の特大ステッカーを見たら、貼らなくても飾れるし、面白いし、このサイズにしたいと思ったんです。それで、絵柄を何にしようかと考えて、貼るのに困る絵柄にしようと。2回目の個展のフライヤーに使った、この女子高生大股開きのドローイングにしたんです。買ってくれた人の悩む顔を見たいと思いました。

――でも自分、個人的にはエロさは感じないけど。まぁ、人にもよるとは思うけどね (笑)。

波磨:そんなにモロに描いてあったりはしてないですしね。もう売れてしまって手元に原画はないのですが、このステッカーは原画とほぼ同じ大きさなので、それも面白いかなと。自分のお気に入りの絵なんで、みんなに貼ってもらおうと考えました。

hamaST_2
波磨茜也香 特大ステッカー
hamasign
「目眩くお色気レコジャケの世界」展示会場にて

――それで、「目眩くお色気レコジャケの世界」の展示会場では、買ってくれたお客さんへその場でステッカーにマーカーでイラスト的なものを描いて渡したでしょ。あれは良かったなぁ。スペシャル感があった。展示の時にはライヴ・ペインティングじゃないけど、またやったら?!

波磨:あれは面白かったです!! そうですね、アトリエでやっている様なことをそのまま展示会場でやってみたいですね。タブローを描いていく作業みたいなことをやってみたい。

――ところで、美大へ行って絵描きになろうと思ったのは何で??

波磨:元々、幼稚園の頃、物心ついた頃から絵を描くのが好きでした。小学生の頃は動物が好きだったので獣医さんになりたいと思ってたんですけど、理系が弱かったのですぐに断念しました。でも、ずっと絵を好きで描いてたので、両親に相談したら多摩美のオープン・キャンパスに連れて行ってくれたんです。そこから、美大、そしてグラフィック・デザインがいいなぁ、と思ったりもしたのですが、一旦、進路のことは置いといてライヴとか行きまくってました。それで、高二ぐらいで周りが進路のことを考え始めてて、やっぱり自分も考えないとと思い、絵の予備校へ行き始めたんですね。そこで、松井冬子さんに憧れて、自分は日本画だ、と思ったんですが、予備校の先生に、お前の日本画志望は勘違いだから、油画科へ行け、と言われたんです。実際、自分が好きな作家は全員、日本画っぽく描いているだけで油画科出身だったんですよ。それで、あっさり油画科へ進路変更、でも油絵なんてほとんど描いたことなかったんで、それから油絵を勉強し始めたんです。当時は具象や抽象、いろいろな絵を書いてブレブレだったのですが、バスキアを見て、どんな絵でも絵として完成してればいいのだ、伝えたいことが描けていればいいのだ、と理解出来て、そうすれば受かるんだと。そして、一浪して多摩美の油画科に入学するんです。入学してからも、コロコロ画風が変わって、先生に「お前は極端過ぎて何をやりたいかよく分からん」と言われたけど、自分でもよく分からなかった。3年生ぐらいになって、女学生シリーズを描いてた頃にやっと自分の方向性が見えて、今に至ってます。それで、ここまで来れたのが、今までまわりの人のひと言で自分の方向性を決めて来たと言うこと。決して自分の意思がない訳ではないのですが、人に言われたことを自分で判断して方向を決めて来ました。それが面白いと思います。ヴァニラ画廊大賞への応募も予備校の先生に言われて出したんです。親にも、このままじゃどうにもならないからコンペに出せ、と言われてはいたのですが、これで始めて応募しました。

――それで、ヴァニラ画廊大賞の大賞を受賞して、何か変わったことはあった?

波磨:いやぁー、めちゃくちゃ変わりましたよ。それまでは学生でしたから、あまり作家としての意識がなかったんですけど、画廊から作家として扱われる様になって、作家としての自覚を持つ様になりました。作家として扱われてるんだな、と実感しましたね。あと、個展とかをやらせてもらって、大学内では会えない人と沢山会える様になったので、それが今、自分のモチベーションになっていると思います。絵を描いている楽しみと言うより、作品の話をして分かってもらいたい。自分の絵を褒めてもらうのは嬉しいのけど、バカ話をしたいです。初めての方と話がしたい。

――オレもそうだなぁ。いろんな人と話はしたいよね。あとは今後、作家として、どう、金にして行くかだね。まぁ、はまちゃんの絵はマス受けするもんでもないから、そこらへんのせめぎ合いだよね。

波磨:まさにそうですね。本の装丁のコンペに出しても一次審査すら通りませんでしたから。

――やっぱり、さっきの話の様に、人とのコネクションでしょ。はまちゃんの絵を気に入って使ってくれる人と出会うことじゃないかな。でも、これからの世の中、ちょっとヘン (?!) なこと、人のどこかの琴線に触れることをやって行かないとダメだと思うよね。

波磨:今は将来的なことも考えつつ、自分がイイと思ったものを素直に出していってます。でも、それがどうなるかはわからないので?! 難しいです!!

――そう、だから、何かこの「ミッドナイトストアー」の企画をうまいこと利用してくれたらイイと思うんだよね。ところで、今、気になっているアーティスト、好きなアーティストはいる?

波磨:アーティスト?! アーティストじゃないけど、平成女学園の「るみかちゃん」(はまちゃんがインスタで追っかけている風俗嬢!?)。あそこまで写真が集まって、あの写真の見せ方、彼女はもはやアーティストですよ。

――そうかもね。ターゲットにハマるかというところは、るみかちゃんは長けているんだろうね。あと、音楽で好きなアーティストは?

波磨:ずっと聴いてるのは「The ピーズ」。曲、そしてリーダーの大木温之さんの苦労話的インタビューが絵を描く時の気持ちの持ち様を楽にしてくれたかもしれない。美大にいると隔離された環境なんで、大木さんの話はとても興味深いものでした。それと、ベーシストが好き。リズム隊が好きなんです。ライヴ行ってもベースとドラムばっかり観てる。宇多田ヒカルさんも好きですよ。最近はaikoさんとかアムロちゃんも聴いてる。そして、ティーンの子達が聴いてる洋楽を調べて、アリアナ・グランデとテイラー・スイフトあたりだろうと目星を付けて、その子達になりきってめちゃめちゃ聴いてます。それで、どーせアリアナ・グランデ聴いてるんでしょ、って決め付けて、だから友達になろうよ、って言う妄想。まぁ、でもホント、音楽は必要、なくてはならないものです!!

hama_4

――今、他に何って言うものでもなく、興味持っているものって何かな? 波磨茜也香の全生活の中で。

波磨:あー、今、ホットなのは「腋汗」です。

――腋汗?! また凄いとこ来たね!!

波磨:既にfacebookへ絵を掲載していますが、私、これから描く題材を携帯にメモっておくんですけど、かなり前から腋汗って書いてあって、描くに及ばないと思ってましたが、去年、決心しました。腋汗って冬の方がかくでしょ、静かに。夏って薄着だから、モチーフになり易いけど、冬は着込んでいる中に脇汗を誰でもかいているのがイイなぁと思ったんです。それを絵にする時、私は「湖畔」と思って、森があって、ひたすら佇んでいて、静かに広がって行くイメージをしました。

――いやー、かなり倒錯してるね!? やっぱり。腋の下でもなく、腋毛でもなく、腋汗ってところが、はまちゃん凄いね!!

と言う感じで、何のこっちゃ、最後は波磨茜也香ならではの倒錯エロ思考の話で終わった。他にもいろいろ楽しい話をこのインタビューでは聞いたのだが、かなり割愛させて頂いたし、自分としても、まだ聞きたいことが沢山あったので、ZINEや彼女の作品を見て、興味を持った方は機会があれば彼女から直接、話しを聞いてみたらよいと思う。おきゃんな彼女に直接触れてみたらイイと思う。特に女子ファンを獲得したいらしいので、女性の方は是非!!


商品のご購入はこちらから

ミッドナイトストアー
ミッドナイトストアーにて、波磨茜也香による作品を発売中!

・MIDNIGHT LIBRARY 001 波磨茜也香
・波磨茜也香「口内炎」シリーズ iPhoneケース for iPhone6/6s
・波磨茜也香「口内炎」シリーズ iPhoneケース for iPhone5/5s
・波磨茜也香 特大ステッカー


PROFILE
波磨茜也香 (ハマアヤカ) 美術家
自身の妄想から生まれた少女をモチーフに作品を制作

1991 神奈川県生まれ
2015 多摩美術大学 絵画学科油画専攻 卒業

Official Site▷ http://ayakahama.jimdo.com
blog▷ http://ayakahama.jugem.jp
Instagram▷ @ayakahama_official
facebookページ▷ 波磨茜也香

【個展】
2015.7 「今、事の重大さに気付きました」ヴァニラ画廊
2014.10 「私は非常に気分が良いです」ヴァニラ画廊
【グループ展】
2015.9 「Condensed Vanilla 2015 ヴァニラ画廊セレクション」ヴァニラ画廊
【アートフェア】
2015.12 「the art fair +plus-ultra 2015」スパイラルガーデン
【受賞歴】
2014 トーキョーワンダーウォール公募2014 入選
2013 第二回ヴァニラ画廊大賞 大賞